オリンパス、韓国のEndoRobotics社とグローバル販売契約を締結ロボット技術を活用した低侵襲な内視鏡治療を次のステージへ
2026年5月4日
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、ロボット技術を活用した内視鏡治療向けソリューションの開発に取り組むEndoRobotics Co., Ltd.(本社:韓国、ソウル市、以下、エンドロボティクス社)と、独占的なグローバル販売契約を締結したことを発表しました。本契約に基づき、オリンパスはエンドロボティクス社が製造するロボット支援技術を、オリンパスの内視鏡治療ポートフォリオの一環として、世界で販売します。
本協業により、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)をはじめとする先進的な内視鏡治療のさらなる普及が期待され、医師が臓器温存を目的とした低侵襲治療を、より高い精度で信頼性をもって提供できるよう支援します。
オリンパスは、消化管の早期がんや前がん病変に対する低侵襲治療へのアクセス拡大を図ってまいります。臓器を切除することなく病変を取り除くESDにより、治療に伴うリスクの低減や合併症の抑制、そして患者さんの早期回復につながると期待されます。※1,2エンドロボティクス社の技術は、ESDのような技術を要する手技において、精度・操作性・効率性の向上に寄与します。これらの技術は、消化管がんの世界的な罹患率が高まる中で、一貫したアウトカムを実現するために、ますます重要となっています。※3
本契約は、オリンパスが本格的に注力している、エンドルミナルロボティクス※4の進展に向けて、大きな前進となります。オリンパスは、複雑な内視鏡治療を支援する新たな技術をグローバル市場に提供すると同時に、将来的に消化器医療を変革することを目指した長期的なプラットフォームへの投資を継続していきます。
オリンパス 消化器内視鏡ソリューション事業 エンドセラピー部門 ゼネラルマネージャー マイク・キャラハン コメント
「エンドロボティクス社と協力し、消化管領域における治療の可能性をさらに広げられることを、大変うれしく思います。本協業は、ESDのような高度な内視鏡治療の普及を拡大していくという当社の戦略を支えるものです。ロボット支援技術を活用することで、医療従事者が患者さんの安全を最優先にしながら、複雑な治療をより高い確信をもって、効率的に実施し、最適なアウトカムを目指せるよう支援してまいります。」
エンドロボティクス社 CEO キム・ビョンゴン氏、CEO ホン・デフィ氏 コメント
「私たちは長年にわたり、ロボット技術を活用した内視鏡治療向けソリューションの開発に取り組んできました。そして今後、これまで以上に重要な使命に挑戦していきます。私たちの目標は、世界中のより多くの患者さんが、より迅速に治療を受けられ、早期回復とともに、より良い健康状態でご家族のもとへ戻れるよう支援することです。その実現に向け、内視鏡分野のリーディングカンパニーであるオリンパスと協業できることを大変誇りに思います。両社が力を合わせることで、世界の内視鏡治療市場に変革をもたらすことを目指します。」
オリンパスのグローバルな販売網とエンドロボティクス社の開発力を生かして、まず米国市場から新しい内視鏡用の治療機器を展開し、ロボット支援技術を用いたサードスペース内視鏡治療※5の安全かつ適切な普及に貢献してまいります。
製品の発売時期に関する詳細については、各国・地域の規制承認や市場環境を踏まえ、今後お知らせします。
※1 Safi, M.H., Hui, Z., Xiaoyong, W. et al. Endoscopic submucosal dissection: a safe alternative to surgical intervention for young patients under 45 years of age with early gastric cancer. ESD vs. surgery in young EGC patients. BMC Cancer 25, 1895 (2025). https://doi.org/10.1186/s12885-025-15293-4
※2 Qian M, Sheng Y, Wu M, Wang S, Zhang K. Comparison between Endoscopic Submucosal Dissection and Surgery in Patients with Early Gastric Cancer. Cancers. 2022; 14(15):3603. https://doi.org/10.3390/cancers14153603
※3 Singh A. Global burden of five major types of gastrointestinal cancer. Prz Gastroenterol. 2024;19(3):236-254. doi: 10.5114/pg.2024.141834.
※4 管腔内(消化管などの内側)からロボット技術を用いて精密な治療を行う医療技術。
※5 消化管の粘膜と筋層の間に人工的な空間を作り、そこへ内視鏡を挿入して行う低侵襲な内視鏡治療。
エンドロボティクス社について
エンドロボティクス社は、内視鏡治療を支援する次世代ロボットの開発を通じて、消化管疾患に対する低侵襲治療の発展に取り組むテクノロジー企業です。消化管は構造が複雑で柔軟性が高く、その内部で内視鏡や治療機器を安全かつ正確に操作することは、技術的に大きな課題となっています。それに対し、エンドロボティクス社は長年にわたる研究に基づいて培った専門知識により、これらの課題解決に取り組んでいます。ロボット技術を活用することで、処置の精度向上、患者さんの身体的負担の軽減を図るとともに、低侵襲な消化管医療の未来を切り拓くことを目指しています。
オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発見、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療水準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにLinkedInアカウント
をご覧ください。
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