オリンパス、2027年3月期第1四半期連結業績を発表消化器内視鏡ソリューション事業の力強い成長と利益率改善が通期業績見通しを下支え

2026年8月7日

オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、2027年3月期第1四半期連結業績を発表しました。第1四半期の連結売上高は2,404億円で、前年同期比16%増、為替影響調整後で同5%増となりました。消化器内視鏡ソリューション事業(GIS)の力強い成長が全体の業績を牽引しています。サージカルインターベンション事業(SIS)は、自主的な出荷止めの影響を受けたものの、主力事業である泌尿器科および呼吸器科は増収を達成しました。2026年5月に公表した通期業績見通しに変更はありません。

第1四半期の主なハイライト

  • 連結売上高:2,404億円(前年同期比16%増、為替影響調整後5%増)
  • GIS売上高:1,684億円(前年同期比21%増、為替影響調整後10%増)
  • SIS売上高:719億円(前年同期比7%増、為替影響調整後4%減)
  • 調整後営業利益:307億円(前年同期比133%増)、調整後営業利益率:12.8%(前年同期比6.4ポイント増)
  • 調整後EPS(1株当たり利益):20円(前年同期比130%増)

第1四半期業績

連結売上高は2,404億円となり、前年同期比16%増、為替影響調整後で同5%増となりました。なお、前年同期の実績が比較的低かったことも、増収の一因となりました。

売上成長の主な牽引役は、オリンパスの主要市場である北米、欧州、アジア・オセアニアにおいて二桁成長を継続したGISでした。GISの売上高は1,684億円となり、前年同期比21%増でした。北米では引き続き、市場需要の力強さと営業活動の高い実行力に支えられ、好調な四半期となりました。こうした成長により、主にSISにおいて発生した自主的な出荷止めやFDA(米国食品医薬品局)関連の輸入警告による一時的な売上影響約130億円を相殺しました。これらの一時的な影響を除くと、事業は年度初めから力強いスタートを切りました。

SISの売上高は719億円で、前年同期比7%増となりました。自主的な出荷止めやFDA関連の輸入警告による一時的な影響を受けたものの、SISは引き続き堅調な需要に支えられました。製品ポートフォリオの強さ、とりわけ主力事業である泌尿器科および呼吸器科の継続的な成長によるもので、売上高はそれぞれ前年同期比14%増、15%増となりました。一方、為替影響調整後では、SISの売上高は前年同期比4%減となりました。自主的な出荷止めの影響を受けた製品の大半については、下期中の出荷再開を見込んでいます。

調整後営業利益は307億円となり、前年同期比133%増でした。調整後営業利益率は12.8%と、前年同期比6.4ポイント上昇しました(為替影響調整後で5.7ポイント上昇)。これは、GISの力強い売上成長により、GISの調整後営業利益率が23.3%と前年同期比で8.9ポイント改善したこと、さらに研究開発費の発生タイミングやポジション最適化プログラムに伴う人件費削減効果により販売費及び一般管理費が低下したことによるものです。

調整後EPSは20円となり、前年同期比130%増となりました。

品質保証および規制対応の進捗

オリンパスは、FDAと建設的な対話を継続するとともに、品質改善プログラムの実行を進めています。昨年秋に実施された査察については、現時点でFDAから最終的な結果は示されていません。当社は引き続きFDAに全面的に協力し、今後フィードバックや査察結果を受け取った場合は、分類内容を評価していく方針です。

なお、自主的な出荷止めの対象となっている製品の大半については、2027年3月期下期に市場への出荷を再開できる見込みであり、この前提を通期業績見通しに織り込んでいます。また、品質是正活動およびそれに伴う支出についても、現時点での見通しを反映しています。

2026年8月1日付でチーフクオリティオフィサー(CQO)に就任したブライアン・バリーは、品質システムおよび品質文化のさらなる強化に向け、今後の取り組みを主導します。

2027年3月期通期業績見通し

2026年5月に公表した2027年3月期の通期業績見通しに変更はありません。第1四半期の力強い業績は、通期見通しの前提条件に沿って推移しています。また、下期において、出荷止めによる影響の解消、新製品投入による寄与、ならびに効率改善の拡大といった構造的なサポート要因を引き続き見込んでいます。これらの要因が下期の業績見通しを支えるとともに、通期業績見通しの達成に対する確信を深めていくと考えています。

オリンパス 執行役 チーフファイナンシャルオフィサー マイケル・パレンティ コメント

「2027年3月期は力強いスタートとなりました。主要市場における堅調な事業運営に加え、前年同期の比較的低い実績水準も一因となり、増収を実現しました。第1四半期の業績は、当社の事業が着実に成長軌道にあることを示しています。通期業績については引き続き注視する必要がありますが、第1四半期の業績と下期に見込まれるサポート要因を踏まえ、通期業績見通しの達成に対する自信をさらに高めています。今後、下期の見通しがより明確になった段階で、業績見通しを適宜アップデートしてまいります。」

2027年3月期 第1四半期決算資料は、こちらよりご覧いただけます。

本資料には、作成時点で入手可能な情報に基づく経営陣の現在の見解、計画、および予想を反映した将来予想に関する記述が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、既知および未知のリスク、不確実性、将来の事業上の意思決定、ならびにその他の社内外の要因を伴います。これらの要因により、当社の実際の業績、事業成果、達成状況、または財政状態は、将来予想に関する記述において明示または黙示された将来の結果と大きく異なる可能性があります。

オリンパスについて

オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発見、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療水準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにLinkedInアカウント 新規タブで開きますをご覧ください。

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