カレンダー撮影記:アメリカ 第3話

第3話:オリンピック国立公園編-1:シンボルのようにそびえるオリンポス山。オリンピック国立公園に初めてやって来た。

アメリカの北西部、シアトルから湾をはさんで西にオリンピック半島がある。アメリカ各地の撮影取材を敢行している僕は、5月の終わりから8月にかけ、オリンピック国立公園にやって来た。この公園はそもそも1900年代初め、セオドア・ルーズベルト大統領が、主に太平洋岸北西地区に固有のエルク(ワピチ)の生息地を保護するために創設した公園であり、このエルクは、自然保護に尽力した大統領の名にちなんで、ルーズベルト・エルクと呼ばれるようになったということだ。


オリンピック国立競技場

このオリンピック国立公園は "three parks in one park"と言われているのだが、ひとつの公園内に、さまざまに異なる自然環境が存在する。まずは、氷河の山並み。公園内を万年雪をかぶったオリンピック山脈が走り、ひときわ高いオリンポス山がシンボルのようにそびえている。そして太平洋岸沿いには100km以上にわたって、起伏に富んだ海岸線が続く。さらに、大量の雨が育んだレインフォレストが、この地独特の景観を見せる。実にダイナミックな変化に富んでいる。どんな野生動物たちに出会えるか、これからの撮影取材を考えると胸が高鳴る。


ワピチ 野生動物図鑑


ワピチ 野生動物図鑑


撮影する岩合光昭さん


ワピチ 野生動物図鑑