カレンダー撮影記:屋久島 第11話

第11話:屋久島であやうく低体温症に。

美しい海へと続く河口に、一羽のアオサギが佇んでいる。付近にはマングローブが自生している。屋久島といえば、思い浮かぶのは屋久杉の原生林だが、こういう水辺もまた屋久島だ。


アオサギ


ヤクザル 野生動物図鑑

屋久島にシーズン最後の台風が来ようとしている大潮の日、打ち寄せる波は4mにも達し、潮だまりができている。魚たちが泳いでいるのが見えた。僕は魚肉ソーセージを持って、潮だまりの中へと入って行った。このソーセージで、魚たちをおびき寄せようと試みた。だが、魚たちは知らんぷり。僕の試みは失敗に終わった。ここの魚たちは、魚肉ソーセージの味を知らないんだ。水温は26℃ほどあったが、強風のために身体が凍えるように冷たくなった。「くちびるが紫色になっている。早く上がらないと、低体温症になる。」とガイドさんに心配されたが、そう言うガイドさんのくちびるもやはり紫色だった。


春田浜の水中


春田浜の水中


屋久島の春田浜から見た海