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2004年 7月29日
オリンパス、国際光学委員会主催の国際会議でベストペーパーアワードを受賞
~携帯電話向けカメラモジュールの薄型設計を可能にした自由曲面プリズム方式が評価~
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛、以下オリンパス)は、自由曲面プリズム方式を採用した薄く高性能なカメラモジュールの開発に関する学会発表が評価され、国際光学委員会(以下ICO)と日本光学会が主催するICO’04国際学会においてベストペーパーアワードを受賞いたしました。
ICO(International Commission for Optics)は光学技術に関する国際的な学術組織であり、世界各国の光学学会が加入し、運営されています。今年は日本でICOと日本光学会が主催する学術講演会「2004 ICO International Conference Optics & Photonics in Technology Frontier」が7月12日から15日の4日間行われ、世界各国から最先端の学術論文が発表されました。ベストペーパーアワードは、それらの学術論文の中から最もすぐれた発表に対して贈られる賞で、今回は244件の投稿論文の中から当社社員による発表が受賞いたしました。
今回当社が発表したテーマは「自由曲面プリズムを用いた超小型カメラモジュール用光学系の開発」です。当社は、2003年から薄型で高画素の携帯電話向けカメラモジュールの設計に取り組んできました。今回の開発では、自由曲面プリズム方式を採用することで、薄型で、かつ携帯電話向けとしては高画素の2メガピクセルを超える撮像素子への対応を可能としました。また、今年1月にはこのプロトタイプの製作にも成功、実用性も立証しています。
なお、今回受賞対象となった学術論文の内容について、2004年8月26~27日に人材開発センター富士研修所(静岡県富士吉田市)で開催される日本写真学会による「サマーセミナー2004」において講演します。
自由曲面プリズム:回転対称でない自由形状のレンズ面とプリズムを融合させてレンズ作用を持たせた光学素子(参考資料参照
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