オリンパス、内視鏡用超音波観測装置「EU-ME3」を米国で発売消化器分野と呼吸器分野において、幅広い超音波検査をサポート
2025年7月17日
内視鏡用超音波観測装置「EU-ME3」
(現地時間:2025 年7⽉16 ⽇)
<OCA ニュースリリース参考訳>
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、内視鏡用超音波観測装置「EU-ME3」の米国での発売を開始いたします。本製品は、ワークステーションに搭載可能なコンパクトなサイズでありながら、高精細な画像と高度な機能性を備えて、超音波内視鏡(EUS)および超音波気管支鏡(EBUS)による検査を実現する超音波観測装置です。なお、本製品はすでに2022年より、日本、欧州、中東、アフリカ、アジア一部地域、ならびにオセアニアにて販売されています。
「EU-ME3」は、従来品1と比べ、高解像度画像の提供と向上された操作性により、消化管および肝胆膵、肺領域における画像診断と超音波内視鏡下の治療をサポートします。画質の向上により、EUSおよびEBUS手技2において、病変の検出・診断精度の向上が期待されます。また、s-FOCUS3やTHEモード4(Tissue Harmonic Echo)などのイメージング技術により焦点依存性の影響やノイズ、アーチファクトを低減し、より明瞭な画像観察に貢献します。さらに、ユーザーのニーズや好みに応じて、多彩な機能を柔軟にカスタマイズすることが可能です。
オリンパスの超音波内視鏡、超音波気管支鏡、超音波ミニチュアプローブとの互換性により、複数の診療科での活用が可能であり、医療施設におけるコスト効率の最大化にも寄与します。
1. 消化器分野 - EUS
「EU-ME3」は、消化器分野において、超音波内視鏡と組み合わせて使用することで、腹腔内に位置する膵臓・胆嚢・肝臓などの臓器や病変を超音波画像で描出し、消化器領域における診断および治療をサポートします。
2. 呼吸器分野 - EBUS
「EU-ME3」は、呼吸器分野においても、コンベックス型の超音波気管支鏡と超音波ミニチュアプローブとの組み合わせが可能であり、気管支鏡検査中に超音波画像によって肺、気管支ならびに周囲のリンパ節や病変を観察することができる低侵襲なEBUS手技を幅広くサポートします。
1 内視鏡用超音波観測装置 EU-ME2/EU-ME2 Premier/ EU-ME2 Premier Plus
2 超音波画像上でリンパ節を確認しながら専用の針を刺して検体を採取する手技。採取した検体を病理診断することで肺がんの転移等が確認でき、さらなる分子解析によって、患者さんへの適切な治療を把握することができる。
3 振動子表面からの距離に対する分解能の変化を低減する機能
4 超音波が生体内組織を伝播する際に発生する高調波成分を利用して画像化するモード
オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ最適なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにX(@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。
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