オリンパスの医療事業概要

オリンパスは1950年に世界初の実用的な胃カメラを開発してから現在に至るまで、医師との二人三脚で内視鏡技術の改良を進めてきました。医療事業は、早期診断から低侵襲治療までを支える、オリンパス最大の事業分野です。

2017年3月期売上高7,481億円(医療事業76.9%、科学事業12.5%、映像事業8.8%)

内視鏡とは

内視鏡とは人体の中を見ることを目的とした医療機器です。体に挿入し、内部の様子を見ることができるだけでなく、治療や手術にも使われています。

使用される内視鏡の種類と部位

「早期診断」から「低侵襲治療」までを支える内視鏡は、胃や大腸などの消化管のほか、気管支、泌尿器、脳、関節といったさまざまな部位で活躍しています。

使用される内視鏡の種類:神経内視鏡(脳外科)、耳鼻咽喉用内視鏡、胸腔鏡、気管支内視鏡、上部消化管用内視鏡、腹腔鏡、胆道内視鏡、十二指腸用内視鏡、大腸内視鏡、小腸内視鏡、膀胱尿道鏡、間接鏡

「早期診断」、「低侵襲治療」をベースとした価値の提供

消化器内視鏡を核とした「早期診断」、外科製品を中心とした「低侵襲治療」という2つの技術を相互に発展させ、患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)向上と世界的に増加傾向にある医療コストの抑制に貢献していきます。

長年にわたる医師との信頼関係を活かした製品開発

オリンパスは1950年に世界で初めて実用的な胃カメラの開発に成功し、1964年にはリアルタイム観察を可能にしたファイバースコープを発売しました。1985年にはビデオスコープの原型となるビデオ内視鏡システム、2002年にはハイビジョン内視鏡システムを発売し、最新機種のイービス・ルセラ・エリートへと進化しています。

1950年胃カメラ開発、1964年ファイバースコープ発売、1985年ビデオ内視鏡システム発売、2002年ハイビジョン内視鏡システム発売、2012年EVIS LUCERA ELITE発売

グローバルに広がる強固な事業基盤

オリンパスならではの技術、製品、サービス、ソリューションを世界中に提供するため、オリンパスの医療事業のネットワークは世界中に広がっています。

  • 200拠点以上に広がるサービス体制
  • 先進国から新興国まで幅広くカバーする販売体制
  • 地域特性を活かしたグローバルな製造体制
  • 内視鏡医の育成を支援するトレーニングセンター

医師のニーズを具現化する先端技術、ものづくり力

オリンパス独自の技術開発力と先端の製造技術によって、日々高度化する世界中の医師のニーズに応え続けます。

消化器内視鏡領域

広く世界でも使用されている消化器内視鏡は、「診断」と「治療」を行える医療機器です。「NBI(狭帯域光観察)」など、医師のニーズにあった製品開発力、最先端の技術力が強みです。

消化器内視鏡システムの例

内視鏡検査は、直接お腹の中を観察できるため、微小な病変の発見に優れています。また、内視鏡の先端部から処置具と呼ばれる処置用の道具を操作部から先端部まで通して、様々な処置(治療)を行えるようになっています。

消化器内視鏡システムの例:暗い胃の中を明るく照らすライトガイドが光源装置からスコープの先端まで通じています。スコープの先端には、光源からの光で胃の中を照らす照明レンズ、対物レンズ、対物レンズを洗浄するノズル、組織採取や処置を行う道具を通すためのチャンネルがあります。

外科領域

消化器内視鏡分野で培った医療機器開発のノウハウと技術力により、診断から治療まで包括的に提案しています。

腹腔鏡手術の例

腹腔鏡手術とは、お腹に開けた数カ所の穴から外科手術用の内視鏡や処置具を挿入し、お腹の中を映し出したモニターを見ながら行う手術のことです。開腹手術に比べ、傷口も小さく、入院期間の短縮や早期の社会復帰を実現するなど、様々なメリットがあります。