健やかな組織文化

当社の目指す企業文化

2024年2月、オリンパスはグローバル・メドテックカンパニーとして変革するため、会社と従業員を目指すべき方向に導き、一体感をさらに醸成するためにコアバリューを改定しました。これに伴い、オリンパスは企業文化のコンセプトである「健やかな組織文化」を再構築し、新しいコンセプトのもと企業文化に関わる施策を統合的に推進していくことといたしました。

改定した健やかな組織文化は、私たちの存在意義である「世界の人々の健康と安心、 心の豊かさの実現」のために、従業員の力を最大限に引き出す企業文化を創造するというオリンパスのビジョンそのものです。コアバリューを体現し、それに沿った行動をとることが、健やかな組織文化の醸成の土台となります。さらに、「学びと成長」、「オーセンティック・リーダーシップ」、「DEI(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)」、「賞賛・奨励」、「活気ある職場」の5つの要素を通して、あるべき企業文化を目指します。

企業文化を醸成し、私たちの存在意義を実現するためには、”people-centric”(お客さまや患者さんのことと同様に、従業員一人ひとりのことを第一に考える)の視点に立ち、世界中のお客さまや患者さんに、より良いサービスや価値を提供できる組織運営を実践していくことが、何よりも重要と考えています。

健やかな組織文化 私たちの存在意義を実現する、従業員の力を引き出すための5つの要素に支えられた、私たちのコアバリューに根差した企業文化 Purpose-driven People-centric 私たちのコアバリュー 患者さん第一 誠実 イノベーション 実行実現 共感

ENABLERS

学びと成長
従業員が好奇心をもって学ぶ機会を提供し、リーダーからのサポート、およびフィードバックをもとに、一人ひとりが強みを活かしながら自律的にキャリアを築くことを通じ、組織としても成長します。
オーセンティック・リーダーシップ
リーダーは、グローバル・リーダーシップ・コンピテンシー・モデル(GLCM)と私たちのコアバリューのロールモデルとなり、誰もが自分らしくオーセンティックな影響力を発揮することで、より良いチームづくりを実践します。
DEI
多様な背景を持つすべての従業員が、自分の価値観を受け入れられ、尊重され、能力を最大限に発揮できるインクルーシブな文化を醸成します。
賞賛・奨励
従業員の成果と貢献を奨励し、ふさわしい報酬と福利厚生を提供するとともに、相互に認め合う文化を育むことに努めます。
活気ある職場
適切なワークライフバランスを実現し、コラボレーションとイノベーションを促進することで、ともに働く喜びと活気にあふれた職場づくりを目指します。

オリンパスの企業文化の歩み

オリンパスは、社内にコアバリューを浸透させ、従業員がいきいきと働ける活気ある職場づくりに取り組むことで、企業文化の向上を目指しています。新たなコアバリューは、従業員の日々の行動指針となるものです。

2024年3月期を通して、コアバリューの改定プロセスと、従業員への浸透活動に重点を置いてきました。コアバリューの改定による、グローバル・メドテックカンパニーとして変革を確実のものとすべく、「イノベーション」や「患者さん第一」などグローバル・メドテックカンパニーとして必要不可欠なコアバリューの要素を含めて、すべての従業員にしっかりと根付かせていきます。

OUR CORE VALUES

これらの取り組みは、Elevateの活動を補完するものであり、患者さんの安全と品質を最優先にする企業文化によって持続的で長期的な品質システムとプロセスの改善が可能になります。

コアバリューサーベイとコアバリュー改定

2021 コアバリューサーベイ,2022 コアバリューサーベイ・チェックイン(中間調査),2024 コアバリュー改定,2025前半 コアバリューサーベイ

「コアバリューサーベイ」の結果を踏まえ、施策を展開し、進捗を管理しています。全社的には、執行役による現場訪問や、意思決定プロセスの最適化、従業員のワーク・ライフ・バランスの現状の可視化とそのフォロー アップ、働き方改革のグローバルガイドラインの強化・最適化などの取り組みを行ってまいりました。
2022年11月 には、コアバリューサーベイ・チェックイン(中間調査)を実施し、 組織の現状を確認するとともに企業文化と従業員エクスペリエンスを向上させるための活動を強化しました。働き方改革のグローバルガイドラインなど、いくつかの全社的な取り組みは2021年に導入以降、継続・強化されています。
オリンパスは現在、定期的に従業員の声に耳を傾け、よりよい企業文化や職場環境を実現するための長期的な仕組みづくりに取り組んでいます。次の施策として、2025年前半にコアバリューサーベイを計画しています。このサーベイは、再構築した健やかな組織文化の体系に基づき、新たなコアバリューを含めた重点分野に対応するように実施予定です。

執行役による現場訪問