「東北オンラインスタディツアー2021 ~震災から10年。防災で守ろう、私の大切なもの~」の実施と参加者募集のお知らせ

2020年12月21日


石巻市立大川小学校(撮影:塚原千智さん)


オリンパス株式会社(社長:竹内 康雄)は、自然災害からの復興・防災と次世代を担う高校生の若いチカラを応援するために、Dialogue for Peopleと共に、「東北オンラインスタディツアー2021 ~震災から10年。防災で守ろう、私の大切なもの~」を2021年2月14日に実施します。
また、本イベントへ参加する中・高・大学生(または該当する年齢の方)60名(先着順)の募集を2020年12月21日より開始します。

開催概要

2014年から毎年夏に行ってきた「安田菜津紀と行く東北スタディツアー」。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から開催がかなわず、現在も、被災地を訪れ、現地の方に出会い、写真を通じて交流を深めるという例年通りのプログラムの実施が難しい状況が続いています。もしかしたら、しばらくは以前のような移動が叶わないかもしれません。しかし、直接足を運ぶことは難しくても、心をそばに寄せ、関心を持ち続けることはできるのではないでしょうか。
2021年2月、東日本大震災の発災から10年を前に、Dialogue for People(D4P)とオリンパス株式会社は、中学・高校・大学生世代の皆さんを対象とした「東北オンラインスタディツアー」を開催します。本イベントでは、安田菜津紀さんの司会・進行のもと、東日本大震災の被災地(岩手県陸前高田市・宮城県石巻市・福島県大熊町)とオンラインでつなげて、「東北の今」をお話しいただきます。講演の後には、参加者同士で対話・交流の時間も設けます。
東日本大震災の教訓を学び、あなたの大切なものを守るための防災について一緒に考えてみませんか。

日時 2021年2月14日(日) 13:00〜15:00
募集人数 60名(先着順)
対象 中・高・大学生(または該当する年齢の方)
実施方法 オンライン(zoom)による配信(リンクは、開催前日に送付します。)
参加費 無料(通信にかかる費用はご負担ください。)

参加後、200~400字程度のミニレポートをご提出いただきます。レポートの内容はWebサイトやSNS等に掲載する可能性がございます。

お申込みはこちら

本イベントは、募集人数に達したため、参加申し込みを締め切らせていただきます。たくさんのご応募ありがとうございました。

イベントの記録映像を後日YouTubeで配信する予定です。また、当日は取材が入る可能性がございます。

開催1週間前をめどに、studytour@d4p.worldからメールをお送りいたしますので受信設定をお願いします。迷惑メールフォルダを含め、メールが届かない場合は、ご連絡ください。


安田菜津紀さんからのメッセージ

東日本大震災からの10年間、全国各地で自然災害が相次いできました。自分自身を、大切な人の命をどう守るべきなのか、そのために受け継がなければならない教訓は何か、今回お話をして下さる4人は、それぞれに発信を続けてきた方々です。現地に直接足を運びにくいコロナ禍ですが、それでも声のバトンを受け取る場を絶やさないために、このオンラインスタディーツアーを開催します。防災について考える機会を、この春だけで終わらせず、「日常」にしていくきっかけになれば幸いです。

参加方法

  • パソコンまたはスマートフォンをご用意ください。
  • 通信回線が安定したネット環境をご確認ください。
  • 開始時刻前までに、開催前日にお送りするURLをクリックしてお待ちください。(初回利用時のみ、自動的にアプリがインストールされます/所用時間2~3分)

当日のタイムテーブル

<第1部>【講演】東北とオンラインでつながろう

司会進行:安田菜津紀さん
現地語り部:佐藤一男さん・あかりさん(岩手県陸前高田市)
佐藤敏郎さん(宮城県石巻市)
木村紀夫さん(福島県大熊町)

<第2部>シェアリングタイム/参加者同士で話してみよう

第1部では参加者のカメラとマイクをOFFにしていただきます。第2部はカメラとマイクをONにして参加者同士でお話していただきます。


東北スタディツアー2019参加者に陸前高田市の被災について説明する佐藤一男さん

登壇者プロフィール


・佐藤一男さん
1965年岩手県陸前高田市出身。高校卒業後、山形県米沢市で就職。27歳で陸前高田市にUターン。2011年3月、東日本大震災で自宅、漁船、作業場を失う。避難所運営役員となる。同年5月、仮設住宅自治会長、10月、桜ライン311設立。2014年、防災士取得。認定NPO桜ライン311勤務。陸前高田市消防団本部副本部長。高田松原を守る会理事。


・佐藤あかりさん
佐藤一男さんの長女、現在17歳。小学一年生のときに被災。東北スタディツアー2019(6期)参加者。得意な教科はプログラミング。「あまり真面目な話は得意ではないですが、自分の経験やスタツアの感想などはしっかり伝えられるように善処します。よろしくお願いいたします」。


・佐藤敏郎さん
1963年宮城県石巻市出身。元中学校教諭。震災で当時石巻市立大川小学校6年生の次女が犠牲に。現在は震災伝承やラジオなど幅広く活動。共著「16歳の語り部」(2016ポプラ社)は児童福祉文化賞推薦作品に選ばれた。小さな命の意味を考える会代表、NPOカタリバアドバイザー、(一社)スマートサプライビジョン理事。


・木村紀夫さん
東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県大熊町で生まれ育つ。津波で家族3人を亡くし、父親と妻の遺体は震災後2か月以内に発見されるが、次女の汐凪(ゆうな)の遺骨の一部が発見されたのは震災から5年9か月後。自身の体験から防災と現代社会の豊かな生活への疑問について発信している。


・安田菜津紀さん(D4P副代表/フォトジャーナリスト)
1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

お申込みはこちら

本イベントは、募集人数に達したため、参加申し込みを締め切らせていただきます。たくさんのご応募ありがとうございました。

東北オンラインスタディツアーのチラシの素材はこちらからダウンロードしていただけます。身近な方にご共有いただけるようでしたら、ご活用ください。

参考

主催:オリンパス株式会社/特定非営利活動法人Dialogue for People
協力:OMデジタルソリューションズ株式会社
本イベントについてのお問い合わせ先: studytour@d4p.world

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