プライバシー

基本的な考え方・方針

メドテックカンパニーであるオリンパスにとって、プライバシーは極めて重要であり、責任あるデータ運用管理への取り組みと、厳格なグローバル規制要件の遵守を支える根幹となっています。強固なプライバシーガバナンスは、データ主導のヘルスケア・エコシステムにおいて、プライバシーリスクの適切な管理と長期的なレジリエンスを実証することで、投資家からの信頼を一層強める役割を果たします。また、お客さまや患者さんに対しては、機微な情報の保護に尽力する姿勢が信頼を生み、関係性を深めるとともに、当社のテクノロジーの安全かつ倫理的な利用を支えることにつながります。

プライバシー方針

グローバルプライバシー方針は、私たちの基盤となるガバナンス文書として策定、実行されています。このプライバシー方針は、所在地、地域、機能に関わらず、組織全体に適用されるプライバシーの基準です。必要に応じて、各地域の法規制や事情に合わせて調整を行ったローカライズ版の策定も認められています。

取り組み

オリンパスは、プライバシーガバナンス、リスク管理、コンプライアンスフレームワークを中央で定義しつつ、グローバル・リージョナル・ローカルの各組織にまたがるプロセス、アプリケーション、及び製品へのプライバシー実装については分権的に行う、連携型(フェデレーテッド)アプローチを採用しています。

取り組み

プライバシープログラムの構造

プライバシーガバナンス

オリンパスのプライバシープログラムは、当社全体のガバナンス構造に統合されており、アラインド・アシュアランス(Aligned Assurance)アプローチ及び各種マネジメントフレームワークの一部を構成しています。これに加え、プライバシープログラムとその機能の構築・管理は、オリンパスの戦略的・戦術的なビジネス上の優先事項と密接に結びついています。

プライバシーガバナンス

プライバシーオペレーティングモデル

オリンパスのプライバシー機能は、グローバルオペレーティングモデルへの移行に合わせて、これと整合した業務プロセスを構築しています。地域ごとの組織体制を維持しつつも、グローバル標準及びそれに適したツールを提供するための統一されたグローバル業務環境が整備されています。また、各地域のプライバシーチームも、グローバルプロジェクトや各種イニシアチブに参画することで、グローバルオペレーティングモデルへのコミットメントをさらに強化しています。

プライバシーオペレーティングモデル

プライバシー対応能力

オリンパスのプライバシープログラムは、リスクと機会に基づくアプローチに従い、組織としての成熟度を着実に向上させることを目的に、全社でプライバシーに関連する対応能力を整備しています。これらの対応能力は最終的に、ビジネスにおける価値創出の力を高め、結果として、プライバシーリスク管理とコンプライアンスをビジネス成果へと結びつける役割を果たします。

プライバシー対応能力

目標と進捗

成熟度

成熟度

プライバシープログラムの主要なKPIは「成熟度」です。成熟度とは、システムがどの程度確立され、一貫して適用され、継続的に検証され、さらには時間の経過とともに積極的に改善されているかを示すものです。成熟度が最も高いレベルに達すると、事業マネジメントは明確なガバナンス、標準化されたプロセス、定義された役割、そしてエビデンスに基づくモニタリングのもとで運用され、信頼性と再現性が確保されます。このような状態になると、組織が単に基準要件を満たすだけでなく、システムが文化として根付き、戦略的かつデータ主導の意思決定と継続的な改善を可能にしてくれます。

オリンパスでは、プライバシープログラムにおける主要な機能において、成熟度を「Managed(管理された)」レベルに引き上げることを目標としており、その実現には継続的なレビューサイクルが不可欠です。

管理プロセス

こうしたKPI及び基本となる指標に基づき、チーフプライバシーオフィサー(CPO)は、グローバルリスクアシュアランス・コンプライアンス委員会(G-RACC)に状況の報告を行います。同委員会は、チーフエグゼクティブオフィサー(CEO)とチーフコンプライアンスオフィサーが共同議長を務めています。G-RACCが提供する指示やガイダンスは、プライバシープログラムにおける優先事項と重点領域の方向性をさらに明確にする役割を果たします。

当社のプライバシー管理システムが目指す成熟度は、すべての重要な機能が適切にコントロールされている水準です。

管理プロセス

チーフプライバシーオフィサー

オリンパスは2022年に、プライバシープログラムの構築と運用を専門とするグローバルサブファンクションを設立しました。この組織を統括するのはグローバルチーフプライバシーオフィサー(CPO)です。Dr. Falk Boehmが、オリンパスのチーフプライバシーオフィサーを務めています。

Dr. Falk Boehm

Dr. Falk Boehmは弁護士資格を有し、公法学の博士号を取得しています。プライバシーとその関連分野においては、複数の業界にわたり、さまざまな規模や組織体制の企業で、豊富な経験を積んできました。2022年11月にオリンパスのチーフプライバシーオフィサーに就任する以前は、世界的な大手スポーツ用品の企業で、グローバルプライバシーオフィサーを務めていました。現在は、チーフプライバシーオフィサーとしての職務に加え、チーフインフォメーションセキュリティオフィサー(CISO)と連携しながら、オリンパスのAIリスクガバナンスを主導しています。

お問い合わせ

プライバシーチームとチーフプライバシーオフィサーへのお問い合わせは、privacy@olympus.comにて受け付けています。

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