健康管理・健康増進

基本的な考え方・重点施策

基本的な考え方

オリンパスグループは、グローバル⾏動規範の中で、「安全で衛⽣的な職場環境を最優先とし、職場での事故や職業病を防ぐための事前措置を講じ、働きやすい環境づくり、健康とウエルネスの促進を図る」と定めています。従業員が⼼⾝ともに良好な状態で最⼤のパフォーマンスを発揮することが、会社の持続的成⻑を⽀える重要な要素の一つであると認識し、健康推進体制を整備し地域に応じたさまざまな取り組みを積極的に推進しています。

重点施策

  1. 健やかな組織文化を醸成し、従業員が心身ともに良好な状態でパフォーマンスを発揮できる職場環境の構築。
  2. 従業員が心身ともに良好な状態でパフォーマンスを発揮できるよう一人ひとりの健康意識と健康行動の向上を促進。

健康増進の取り組み

「健康診断とケア」「健康習慣づくり」「メンタルヘルス」の3つの健康領域を中心に、グローバルで健康増進活動を行っています。グローバル共通の⻑期的な重点テーマとして「がんへの知識向上・検診」を設定し、がんに関する情報提供、従業員教育、がん検診受診機会の提供といった活動を実施しています。

領域 内容
健康診断とケア 健康診断(定期健康診断、事後措置面談、精密検査フォロー等)
がん検診(知識向上・検診受診、精密検査フォロー等)
感染症対策(教育、啓発、ワクチン接種等)
健康習慣づくり 運動(定期的な運動習慣、啓発、イベント等)
⾷事(規則正しい食事、バランスの取れた食事等)
睡眠(睡眠時間、質の向上等)
メンタルヘルス セルフケア(セミナー、啓発等)
ラインケア(セミナー、啓発等)
メンタルヘルスの相談窓口(外部カウンセリング機関等)

重点テーマ「がんへの知識向上・検診」への活動

従業員のがんに対する知識、検診の重要性に対する認識を⾼め、がん検診の受診率向上を図るとともに、内視鏡を製造する医療機器メーカーとして、がんの早期発見・早期治療の価値を体現する取り組みを推進しています。グローバルでの啓発活動と受診環境の整備を進め、各地域の取り組みを共有することで、グローバル全体でがん対策に取り組んでいます。

各地域の活動例

胃がん・大腸がんを中心としたがん検診の啓発・受診促進活動

Olympus Trading (Shanghai) Limited(中国)
2025年11月に「早期検査・早期治療・健康管理の推進」をテーマに、内視鏡(胃・大腸)検査を通じたがん啓発および受診促進に関する全社向けセミナーを実施し、約30名の従業員が参加しました。セミナーでは、関連キャンペーンや福利厚生制度を紹介し、従業員ががんの早期発見の重要性とともに、施策内容および支援制度の活用方法についての理解を促進できるよう支援しました。

乳がん啓発イベント

Olympus Corporation of the Americas(米国)
10月の乳がん啓発月間にあわせ、乳がん啓発イベント「Know Your Lemons」キャンペーンの展示ブースを設置し、乳がんの早期発見・早期受診の重要性について啓発活動を行いました。
「Know Your Lemons」は、レモンを用いた視覚的な表現で乳がんの症状や変化を分かりやすく伝える、早期発見と教育を目的としたグローバル活動です。
当日は100名以上の従業員が参加し、乳がんのセルフチェックの重要性について理解を深めました。

Women’s Day

Olympus Medical Systems India Private Limited(インド)
子宮頸がん、卵子凍結をはじめ、各種疾患の早期発見に関する女性の健康をテーマとしたセミナーを実施しました。

Movember:男性の健康課題(前立腺がん)に関する啓発活動

Olympus Italia S.R.L.(イタリア)
11月の男性健康啓発月間「Movember(モーベンバー)」にあわせ、男性の健康課題、特に前立腺がんに関する理解促進を目的としたセミナーを開催し、早期発見の重要性や予防に関する知識の普及を図りました。

皮膚がん啓発キャンペーン

Olympus Australia Pty Ltd(オーストラリア、ニュージーランド)
2025年7月に皮膚がんに関する理解促進のため、年間を通じた紫外線のリスクを強調するとともに、予防および早期発見に関する情報提供を実施しました。

オリンパスグループのがん啓発活動についてはこちらにも掲載しています。

「健康診断とケア」に関する活動

各地域で、⽣活習慣病をはじめとした病気の予防、早期発⾒・早期治療を目的として、健康診断を実施しています。また、感染症予防対策として、インフルエンザなどのワクチン接種の機会を提供しています。

各地域の活動例

バイオメトリック健康診断

Olympus Corporation of the America(米国)
健康状態の定期的な把握を通じた健康増進や病気の予防・早期発⾒を目的とし、従業員とその配偶者に対し、⾎圧測定、ウエスト測定、BMI計算、採⾎検査等の検査機会を提供しています。

歯科検診・歯の健康セミナー

Olympus (Beijing) Sales & Service Co.,Ltd(中国)
歯科検診と歯の健康に関するセミナーイベントを開催し、30名以上の従業員が参加しました。正しい歯磨きの方法や歯ブラシの選び方などの歯の健康に関するセミナーを開催するとともに、歯科検診の受診機会を提供しました。

インフルエンザワクチン接種、肝炎ワクチン接種

Olympus (Beijing) Sales & Service Co.,Ltd(中国)、Olympus Australia Pty Ltd(オーストラリア、ニュージーランド)、Olympus Italia S.R.L.(イタリア)、Olympus Danmark A/S(デンマーク)等
各地域にて、インフルエンザワクチン、肝炎ワクチンの予防接種実施や個人で接種した際の費⽤負担を⾏い、感染症予防に努めています。

「健康習慣づくり」に関する活動

良い⽣活習慣の維持・改善は、疾病予防の基礎となる重要な取り組みであり、従業員一人ひとりの健康維持・増進につながります。こうした意識の向上を目的として、各地域の状況やニーズを踏まえながら、啓発イベントやキャンペーンを積極的に実施しています。

各地域の活動例

BeWellプログラム(ウエルネス活動)

Olympus Corporation of the America(⽶国)
BeWellプログラムでは、従業員の包括的な健康を支援しています。外部の専門プロバイダーと連携し、各種コンテンツの配信やデジタルヘルス施策を年間を通じて展開し、1,240名以上の従業員とその家族が参加しました。毎週水曜日に開催する「ウェルネスウェンズデー」などの取り組みやEAP(従業員支援プログラム)の活用を通じて、心身のウェルビーイング向上を推進しています。

ウエルネスプログラム

Olympus Italia S.R.L.a(イタリア)
従業員とその家族を対象に、健康増進とパフォーマンスの向上、前向きな意識の醸成を支援することを目的として、毎週オンラインフィットネスセッションを実施しています。

健康習慣促進活動

Olympus Singapore Pte. Ltd.(シンガポール)
健康習慣の改善を通じた生活の充実、質の向上に向けて、健康に関する情報をクイズ形式で発信し、健康的な生活のコツを学ぶ機会を提供しています。

スポーツDay

Olympus Medical Systems Vietnam Co., Ltd.(ベトナム)
ハノイオフィスとホーチミンオフィスのスタッフを対象に2025年9、10月にスポーツデーイベントを開催し、健康習慣の促進と活力・モチベーションの向上を図りました。

バドミントン大会

Olympus (Suzhou) Medical Device Co.,Ltd. (中国)
バドミントンチームを結成し、週に1~2回の活動を実施しています。2026年1月にはトーナメントを開催し、従業員の約2割が参加しました。

健康的な食事の推進

Olympus Korea Co., Ltd.(韓国)
2026年3月にグローバルキャンペーンの一環として、全従業員を対象に健康的な生活習慣の形成を目的に日常で実践できる食習慣に関する情報発信を行いました。

「グッドスリープ」 ポッドキャスト

Olympus Europa SE & Co. KG(ドイツ)
「グッドスリープ」ポッドキャストの配信を開始し、睡眠に関する情報発信と啓発活動を実施しています。

「メンタルヘルス」に関する活動

従業員のメンタルヘルスに関する取り組みは重要な課題となっています。各地域では、それぞれの特性やニーズを踏まえながら、セルフケアおよびラインケアの観点から、セミナーやイベントなどを通じた啓発活動、外部相談窓⼝の設置、利⽤促進など、幅広い取り組みを展開しています。さらに、ストレスマネジメントに関する研修の提供、早期相談を促進する体制の整備、専門家と連携した支援体制の強化を進めています。

各地域の活動例

心の健康チェックに関する取り組み

Olympus Corporation of Asia Pacific Limited、Olympus Hong Kong and China Limited(香港)
自身の心の状態に対する自己認識の促進およびメンタルヘルスに関する理解向上を目的に、香港政府のメンタルヘルスイニシアチブと連携し、科学的根拠に基づく評価ツールやミニゲームを活用して、チームメンバーが定期的に自身の体調を確認する取り組みを推進しています。

世界メンタルヘルスデーに関連した啓発セミナー

Olympus UK & Ireland (イギリス)
世界メンタルヘルスデー2025にあわせ、心身のリフレッシュを目的とした「サウンドバス体験セッション」を実施し、日常の忙しさから一歩離れ、心の健康の大切さを見つめ直す機会を提供しました。また、従業員が安心して相談できる体制の一環として、従業員への初期支援や適切な相談先への橋渡しを担うメンタルヘルス・ファーストエイダー(MHFA)の活動を紹介し、支援ネットワークの認知向上を図っています。

心理的・社会的安全ワークショップ

Olympus Sverige AB (スウェーデン)
心理的・社会的安全性の向上を目的としたワークショップを開催し、ストレスや職場での関わり方について理解を深めるとともに、誰もが安心して働ける職場づくりに向けた考え方や実践方法を学びました。

EAP(従業員⽀援プログラム)推進活動

Olympus Medical Products Portugal unipessoal Lda.(ポルトガル)
従業員の心身の健康を支援することを目的として、心理的サポートやコーチングセッション、法的支援をはじめ、保育・高齢者ケア、ストレス管理、栄養、禁煙支援など、幅広い分野で実践的かつ総合的なサポートを提供しています。

心理的支援プログラム

Olympus Iberia S.A.U. (イベリア)
セラピーやコーチングの受講を通じた専門的な支援に加え、メンタルヘルスに関する各種プログラムに参加できる環境を提供しています。

日本における健康管理・健康増進活動

取り組みの経緯

2008年にオリンパス株式会社⼈事部門に従業員の健康活動を推進・統括する部署を設置し、健康保険組合と連携しながら、国内グループ会社も含めた⽇本地域全体の健康推進活動の⼀元的な管理を開始しました。その後、産業保健体制や健康管理運営の標準化ならびに健康管理システムの構築を進め、これらの取り組みの成果を基盤として継続的に施策を推進しています。

オリンパス健康宣⾔

オリンパスグループは、グローバル⾏動規範の中で「安全で衛⽣的な職場環境を最優先とし、職場での事故や職業病を防ぐための事前措置を講じ、働きやすい環境づくり・健康とウエルネスの促進を図る」と定めています。この方針に基づき、⽇本では2018年4月に「オリンパス健康宣⾔」を制定しました。この宣言のもと、⼼⾝ともに健康で活⼒ある組織風⼟の醸成を図り、⼀⼈ひとりの「健康と幸せな⽣活の実現」を目指します。

オリンパス健康宣言

~「人々の健康と幸せな生活の実現」のために~

オリンパスグループの経営理念では「世界の⼈々の健康と安⼼、⼼の豊かさの実現を通して社会に貢献する」と謳っています。この活動を⽀えるのは健康で活⼒あふれる社員とその家族であると考えます。
会社は社員と家族の健康を第⼀に考え、以下の取り組みを進めていきます。

1. 会社は、社員の健康を重要な経営課題と考え、安全と健康を最優先する組織文化の醸成を図っていきます。
2. 会社は、社員が心身ともに健康でいきいきと働く職場環境を整えていきます。
3. 会社は、健康保険組合と協力し、社員と家族一人ひとりの健康づくりを支援していきます。

推進体制

会社と健康保険組合の連携(コラボヘルス)のもと、年度ごとの健康推進計画に基づき、健康増進活動を展開しています。人事EHS部門が主体となり、所属する産業医や産業保健スタッフと連携しながら、国内グループ会社全体および健康保険組合とともに健康経営を推進しています。さらに、施策の検討、健康推進状況の確認、良好事例の水平展開などを目的とした実務者会議を開催し、その成果を施策の実行と継続的な改善につなげています。

推進体制図

健康経営戦略マップ

従業員の健康管理・健康増進に関わる取り組みと経営課題との繋がりを明確にした健康経営戦略マップを作成し、アブセンティーズム(平均休業⽇数)とプレゼンティーズム(仕事における⾃⾝の能⼒発揮度)、ワークエンゲージメントを指標として、従業員の健康増進に向けた取り組みを積極的に推進しています。各項目に目標を設定し、定期的に国内オリンパスグループ全体の活動進捗・実績を経営層とともにレビューしています。レビューの結果は国内グループ会社全体に共有し、活動レベルの向上を図るとともに、次年度の活動計画への反映を通じて、健康経営の継続的な改善につなげています。

健康経営戦略

健康管理・健康増進活動

健康経営戦略マップに基づき、目標指標であるアブセンティーズムとプレゼンティーズム、ならびにワークエンゲージメントの改善に向けて、グローバルで定めた3つのカテゴリー「健康診断とケア」、「健康習慣づくり」、「メンタルヘルス」を重点施策として位置づけ、各種取り組みを体系的に展開しています。

「健康診断とケア」に関する活動

健康診断の受診および健診結果の把握・改善は、健康管理における基本的な取り組みと位置付けています。定期健康診断の受診率、有所⾒者率、事後措置面談率ならびにがん検診の受診率を主要指標として、継続的な改善に向けた取り組みを推進しています。

定期健康診断・事後措置

各拠点に常駐している産業医、医療職が、定期健康診断、事後措置に基づく⾯談およびフォローを実施しています。さらに、有所⾒者や精密検査が必要な従業員に対する受診勧奨を強化し、早期発見・重症化予防につなげています。

がん検診

オリンパスでは、がんの早期発⾒・早期治療に向けて、⾃社製品である内視鏡検査をがん検診のメニューに組み込み、⾼い受診率(2026年3⽉期 胃部内視鏡 72.7%、⼤腸内視鏡 64.6%)を維持しています
検診費⽤は⼀部を除き、被扶養者も含め健康保険組合が全額を補助しており、婦⼈科健診についても全年齢を対象とするなど、充実したサポートを提供しています。検診後は、精密検査が必要な従業員には積極的に受診勧奨を実施するなど、事後措置フォローを強化しています。さらに、従業員向けに定期的にeラーニングやセミナーを開催し、がんに対する知識向上、検診受診率向上を促進しています。

がん検診メニュー

左右にスワイプが可能です

検査項目 対象 健保費用補助
胃がん(内視鏡、ペプシノゲン検査) 35歳以上 全額
⼤腸がん(内視鏡、便潜⾎検査) 35歳以上 全額
乳がん・⼦宮がん 全年齢⼥性 全額
前⽴腺がん(PSAマーカー) 50歳以上男性 全額
腹部超⾳波検査 40歳以上 全額
肺がん(肺ヘリカルCT) 40歳以上 半額(上限税込5,000円)

「健康習慣づくり」に関する活動

⽣活習慣病を予防し、⼼⾝共に健康な状態を維持するには、良い⽣活習慣づくりがとても重要です。国内グループ会社では、5つの良い⽣活習慣を設定し、それぞれの指標の改善に向けた取り組みを推進しています。

健康診断・問診回答の結果から、運動・休息(睡眠)・⾷事の3つを重点取り組みに設定し、健康保険組合とのコラボヘルスを推進しながら各拠点の医療職が中⼼となって、従業員の主体的な⾏動を⽀援するため、さまざまな活動を実施しています。

左右にスワイプが可能です

項目 活動
運動

休息

食事

喫煙

【国内グループ会社全体活動】

  • 2026年3⽉末喫煙率15.1%(前年⽐0.3ポイント減)
  • 全拠点において敷地内の全面禁煙
  • 禁煙治療費用の全額補助の提供(健康保険組合)

【各拠点活動】

  • 喫煙者に対して医療職が卒煙に向けた⽀援を実施(全拠点)
  • 新⼊社員向けたばこセミナー(⽇の出・白河・⻑野)
  • 3⼈チーム禁煙チャレンジ、健康・たばこ川柳募集イベント(⽩河)
情報発信・教育

「メンタルヘルス」に関する活動

働き⽅の変化(Activity-Based Working(ABW)やリモート勤務の浸透など)を背景に、メンタルヘルス対策はますます重要な課題となっています。セルフケアセミナーやラインケアセミナーといった予防施策に加え、専門職や外部機関によるカウンセリングの提供、休職者の復職⽀援など、多面的な支援体制の充実を図っています。また、従業員のセルフケア対策や、⼼理的安全性の⾼い職場づくりを目的に、国内グループ会社を対象としたストレスチェックを⼀⻫に実施しています。例年、受検率は約90%程度を維持しており、⾼ストレス者への⾯談などのフォローも確実に実施しています。

セルフケア

メンタル教育の実施

  • 全社員向けセルフケアeラーニング
  • 認知行動療法、メンタルタフネスセミナー
  • 医療職による新入社員向けセルフケアセミナーの実施
  • メンタルヘルスに関するニュースレターの配信
ラインケア

職制向け教育・⽀援の実施

  • 階層別の職制向けメンタルヘルスのセミナー(オンライン・対面)
  • 全職制向けメンタルヘルスのセミナー(動画視聴)
  • 階層別新任職制向けメンタルヘルスのセミナー
事業場内産業保健スタッフによるケア

相談窓⼝の設置・復職⽀援の実施

  • 各拠点に常駐している産業医、医療職が従業員、職制からの相談対応

新⼊社員との⾯談の実施

  • 新⼊社員および中間採⽤者への教育、個別⾯談を全員に実施

職場状況チェックの実施

  • 職場管理者に対して、メンタルヘルスを含めた職場管理上の懸念事項を把握するためのアンケート(年2回)を実施し、その結果に応じて必要な対策を実施
事業場外資源によるケア

精神科医、外部⼼理カウンセラー等による相談体制の整備

  • 個別のケースごとに外部の心理カウンセラーによるカウンセリングを実施
  • 外部カウンセラーによる教育セミナーの実施

外部の相談窓⼝の提供

治療と仕事の両立支援

病気療養中の従業員が必要な治療・療養に専念し、スムーズな職場復帰ができるよう、治療と仕事の両⽴⽀援の観点から積極的な⽀援策を講じ、安⼼して働くことができる環境整備を推進しています。各拠点に常駐する産業医・医療職が、療養を必要とする従業員に対して、有給休暇やフレックス制度、在宅勤務制度などを活⽤した復職⽀援計画を個別に作成し、面談などで状況を確認しながら、きめ細かいフォローを実施しています。

女性特有の健康支援

⼥性特有の健康課題に対する支援活動を推進しています。例年、外部講師(医師)によるオンラインセミナーを開催し、各回参加者より⾼評価を得られています。こうした取り組みを通じて理解促進を図るとともに、今後も⼥性の健康課題に焦点を当てた取り組みを積極的に展開していきます。

【セミナー概要(2026年3月)】
テーマ「変化に寄り添い、パフォーマンスを最大化する~女性特有の健康課題と仕事の上手な両立術~ 」
ライブ配信参加者:45名(ライブ配信後オンデマンドにて配信中:約330名視聴)2026年5月末時点

海外駐在員の健康支援

海外駐在員(2026年3⽉期末時点で約150名)の健康⽀援として、赴任時や帰国時に行う法定の健康診断に加え、⽇本に⼀時帰国した際にも定期健康診断を受診できる体制を整備し、年次の健康診断とその後の対応の充実を図っています。担当の産業医、医療職を配置し、赴任時の全員⾯談実施、駐在期間中の定期的な健康状態の確認、その他常時健康相談にも対応しています。また、定期健康診断、健康相談は駐在員本⼈だけではなく、その家族(配偶者)も対象として実施しています。産業医による海外訪問も定期的に実施し、現地での⽣活環境、業務環境を視察しながら課題を把握し、継続的な体制強化を進めています。

一方で、日本に居住する外国人従業員の増加に伴い、外国人従業員の健康維持、法令順守などを目的に、健康支援策の整備(外国人向けの健診施設の確保など)を進めています。日本独自の健康対策(長時間面談、ストレスチェック等)についても、英語化など外国人向けの実施体制を整え、運用しています。

感染症に対する取り組み

感染症対策については、世間での流行動向を注視しながら、適宜予防対策(個人・社内)を進め、予防接種、発生時の対応については具体的なガイドラインを策定し、管理体制の強化を図っています。

  • 業務上、医療施設に訪問する従業員に対する予防接種の実施
  • 感染予防に関するガイドライン策定および従業員への教育実施
  • 海外赴任者及びその家族、海外出張者向けの予防接種のガイドライン策定および予防接種の実施
  • インフルエンザ予防接種費用の⼀部補助

ステークホルダーへの支援

従業員家族の健康促進
従業員が安心して働くためには、従業員の家族の健康も重要な要素の1つと考えています。健康保険組合では、従業員に準じた被扶養者向けの定期健康診断・がん検診を実施し(費⽤は健康保険組合負担)、受診率向上に向けた継続的な取り組みを進めています。また、健康保険組合から広報誌などを通じて健康に関する情報を定期的に自宅に発送し、家族を含めた啓発活動を進めています。

パートナー企業の健康促進
パートナー企業における健康増進活動の促進を目的として、取り組み状況に関する調査を実施しています。また、社内に常駐している外部委託業者も対象とした救命救急講習などを定期的に開催し、外部委託業者と連携して健康・安全意識の向上に取り組んでいます。

外部評価

健康経営優良法人の認定

オリンパス株式会社および国内グループ会社は、経済産業省と日本健康会議から、保険者と連携して「健康経営」を実践している優良な法人として「健康経営優良法人2026」に認定されました。
オリンパス株式会社は特に優良な法人として「健康経営優良法人ーホワイト500」に2017年から10年連続で認定されています。また、オリンパスマーケティング株式会社、会津オリンパス株式会社は7年連続での「健康経営優良法人」の認定となりました。青森オリンパス株式会社および白河オリンパス株式会社は2026年に初めて「健康経営優良法人」に認定されました。

オリンパス健康経営優良法人2026/ホワイト500
オリンパス株式会社

健康経営優良法人2026
オリンパスマーケティング株式会社
会津オリンパス株式会社
白河オリンパス株式会社
青森オリンパス株式会社

スポーツエールカンパニー認定

オリンパス株式会社は、従業員の健康増進に向けたスポーツ活動の促進・⽀援に積極的に取り組む企業として、スポーツ庁による「スポーツエールカンパニー(ブロンズ)」に2年連続で認定されました。特に、コロナ禍以降の生活様式の変化に伴う運動不⾜の解消に向けた取り組みなど、従業員の健康に配慮した施策が評価されています。また、国内グループ会社においても、オリンパスマーケティング株式会社が2年連続でブロンズ認定を受けたほか、白河オリンパス株式会社が2026年に「スポーツエールカンパニー」に初めて認定されました。


オリンパス株式会社
オリンパスマーケティング株式会社


白河オリンパス株式会社

食育実践優良法人、スマートミール認定

 国内グループ会社である白河オリンパス株式会社は、従業員に対して健康的な食事の提供、食生活の改善につながる取り組みを推進しています。2024年度には「スマートミール」認証を取得し、こうした取り組みが評価され「食育実践優良法人2026」に初認定されました。

活動実績

左右にスワイプが可能です

カテゴリー 内容 実績 目標
単位 2025年3⽉期 2026年3⽉期 2028年3月期
アブセンティーズム※1 ⽇/(⼈・年) 1.53 1.63 <2
プレゼンティーズム※2 % 7.5 7.9 <5
健康診断とケア 定期健康診断・
事後措置
健診受診率(⻑⽋者除く) % 100 100 前年度より改善
健診の
有所⾒率
⾎圧 % 16.5 16.8 <12
⾎中脂質 % 28.7 25.0 <25
⾎糖 % 6.7 6.6 <5
事後措置面談対象者率 % 17.8 15.3 前年度より改善
事後措置面談実施率 % 99.1 99.6 前年度より改善
精密検査受診率※3 % 77.3 82.2 前年度より改善
ハイリスク者治療継続率※3 % 78.9 80.0 前年度より改善
がん検診 胃部 % 85.7 86.3※5 90<
⼤腸 % 82.5 82.9※5 90<
乳がん % 84.0 77.7※5 75<
⼦宮がん % 78.8 72.0※5 72<
健康習慣づくり 5つの良い⽣活習慣の平均保有数※4 個 3.4 3.4 4<
メンタルヘルス ストレスチェック ストレスチェック受検率 % 88.9 91.4 前年度より改善
⾼ストレス者率 % 17.1 16.2 <12
面談希望者に対する面談率 % 100 100 ―
従業員当たりの医療費の前年⽐ % +7.2 +0.4 前年度より改善

※1 年次の業務外傷病欠勤利用日数の全従業員平均

※2 東大1項目プレゼンティーズム(0~100%)を用いた調査のうち、69%以下と自己評価した割合

※3 対象範囲:オリンパス株式会社原籍従業員

※4 5つの良い⽣活習慣:運動、休息、⾷事、禁煙、飲酒の良い習慣保有数

※5 暫定値