次世代、つまり将来を見据えた内視鏡を開発する部署に所属しています。私のチームが担当しているのは、大腸用の内視鏡です。チームで1つの製品を開発していますが、内視鏡をつくるには、各機能をはじめ、品質や安全性に配慮した設計を行うなど、製品を取り巻くさまざまな要素が必要となります。各メンバーが担当するそれらの要素を組み合わせ、1つの製品にまとめ上げるのが私の役割です。また、医療機器は各国の法律で厳しく規制されているのですが、それに対応するための資料の作成も担当しています。
内視鏡の顧客は医師や病院と思われがちですが、最も優先すべきは患者さんだと考えています。医師にとって使い勝手が良いものであることはもちろん、その先に患者さんがいることを常に念頭に置いて仕事をしています。そのため、機器の安全性や患者さんの受容性に関してはとくに力を入れています。一緒に働く開発や製造のメンバーも同様で、その点でも心の底から誇りに思える仕事です。