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生産技術開発

生産技術開発(医療)

内視鏡のコア技術に特化した製造技術部隊で開発と工場を支援

専攻:機械工学 / 2004年入社

入社の動機

大学は機械工学科に進学し、精密加工系の研究室でレーザーを利用した微小光学素子加工の研究をしていました。その中で、ミクロのモノづくりに楽しさとやりがいを感じ、精密機器メーカーで、製品開発を支えるための技術を生み出す仕事に就きたいと思うようになりました。

オリンパスとの出会いは、幼少の頃にさかのぼります。薬剤師だった祖母から戦後間もなく製造されたオリンパスの顕微鏡を譲り受け、いろいろなものを見て遊んでいたため、親しみがありました。大学院時代にはオリンパスの社員の方が研究室に訪れ、研究紹介をさせていただく機会がありました。その際、自分の研究内容に熱心に耳を傾けてくださり、マネージャークラスの方と若手の方が楽しそうに意見を交わしている様子を見て好印象を持ちました。その後、推薦で面接を受けた際も、志望動機や学生時代の研究内容だけでなく、趣味の話にまで会話が広がり、楽しく働けそうな会社だと思えたことが、入社の決め手になりました。

仕事の内容

私が所属する日の出工場(東京都西多摩郡)は、内視鏡特有のコア技術に特化した製造技術部隊です。新製品の具現化に向けた新技術の開発から、安定的な生産体制を構築・維持するための技術開発までを手がけています。つまり、開発と工場の両者を支援する位置づけです。私が所属するグループでは、光源装置からの照明光を内視鏡本体先端部に伝達するためのライトガイドファイバーや光学薄膜、撮像ユニットなどの製造技術開発を行っており、私は主に撮像ユニットの製造技術開発を担当しています。

撮像ユニットは、内視鏡の先端部にあるイメージセンサーとレンズ群から成り立つパーツで、いわば内視鏡の心臓部。高画質化にともない、組み立てにもミクロンレベルの高精度が求められています。その中で、従来以上の光学性能を実現する組立方法の開発や、それらを安定した品質かつ低コストで生産するための設備や治工具の開発、試作検証などを行い、最適な生産プロセスを構築する役割を担っています。最近、新たにサブチームを立ち上げ、私はリーダーとして試行錯誤しながら、技術開発と組織づくりを並行して進めています。

製造技術の開発にあたっては、世の中にあるいろいろな技術をすり合わせて、いかに「品質良く、確実に、早く、安く」を実現できるかが重要だと考えています。そのためには、幅広い分野の情報や技術を正しく理解し最適なかたちで活用すること、さまざまな分野のプロフェッショナルと同じ目線、言語で会話ができるだけの技術力とコミュニケーション力を磨くことを大切にしています。

やりがい

私たちが生み出した技術を工場に導入したあと、現場の方から「誰でも品質にバラツキなく、作業が安定して進められるようになった」「不良が減った」といった声をかけられると、とてもうれしいですし、やりがいを感じます。今は内視鏡の撮像ユニットに関連した業務に特化していますが、さまざまな分野の製品開発に携われることも、製造技術の仕事の醍醐味だと思います。私自身も、消化器内視鏡や外科内視鏡に加えて、それらに使われる処置具やエネルギーデバイスなどの製造技術開発に携わってきました。また、海外工場への設備導入、技術交流や支援といった業務なども経験することができました。

そして、自分が開発に携わった技術が、1つの製品のみならず多くの機種に採用されることも、誇りに感じられる点です。私生活でもオリンパスの内視鏡に触れる機会はたくさんありますが、先日も自分が技術開発に携わった製品で、家族が検査を受ける機会があり、検査室内でつい自慢してしまいました(笑)。

苦心していること

内視鏡は安全に使えることが絶対条件。非常に多くの耐性試験があり、すべてにパスしなければ、製品として世に送り出すことはできません。その厳格な試験をクリアするための製造工程を構築する際にも、地道な検討を重ねていきます。さまざまな角度から精密な評価を行い、最適な解が出るまで繰り返す。時にはなかなかうまくいかない場合もあり苦心しますが、難しいテーマであればあるほど、それを解決した時の学びも大きく、成長できる。それが、モチベーションにもなっていると思います。

職場の紹介

日の出工場の所属ですが、八王子の石川にある技術開発センターに居室があり、開発部隊との連携も多いので、普段は石川で仕事をしています。若いメンバーが多く、活気のある職場です。さまざまな専門性も持つメンバーと情報を密に共有しながら、力を合わせて技術開発を進めています。チームでは新しい提案も「可能性があればまずはやってみる」ことをモットーにしています。失敗を恐れる人もいますが、自分自身も上司から与えられた難しい課題を乗り越えることで成長してきた実感があるので、メンバーにも少し高めのハードルを意識して任せるようにしています。とはいっても、時にはユーモアを交えながら、つらいときには支えられるようなコミュニケーションを心がけています。

オフの面では、会社のラグビー部に所属していました。現役は数年前に引退しましたが、秋のシーズン中は毎週のように試合があり、仕事を忘れて思いっきりプレーするといいリフレッシュになりました。競合メーカーと対戦する際はもちろん燃えましたね!(笑)。部活動では業務ではなかなか関わることのできないさまざまな部署のメンバーとも親交を深められるメリットがあります。自身の業務で困ったことが起きた時に、部活の先輩とその部署の方々に力になっていただいたこともありました。部活で一緒に汗を流した仲間とは、今でもよく飲みにいきます。オリンパスにはいろいろな部活やサークルがあります。入社された際にはぜひ、興味のあるものに参加して、社内の交流の輪を広げることをおすすめします。

学生の皆さまへ

残された学生生活では、研究以外にもいろいろな経験をして、自分のフィールドを広げてほしいですね。その中で新たな知識や情報に触れる機会が増え、コミュニケーション力も磨かれていくと思います。また、研究では机上の学びよりも、現場、現物、現実を重視した「三現主義」を大切にしてください。玉石混交の情報が溢れる今だからこそ、原理原則を捉えることが重要ですし、社会人になっても求められることだと思います。

就職活動は初めてのことなので、失敗することも多々あるでしょう。自分自身も最初に受けた面接は惨憺たるものでした。ただ、そこで、自分には何が足りなかったのかよく考え、プラスに積み上げていくことが大切だと思います。
近年のラグビー界では勝利への戦略として「準備すること」の重要性が高まっていますが、就職活動も同じで、企業(対戦相手)のことを抜かりなく調べて、戦略を練り、その作戦を確実に実行できる準備をしておく。そして、自信と安心感を持って面接(勝負)にのぞむことが、成功への近道ではないでしょうか。