フォーカスエリア4健やかな組織文化

私たちが見据える未来

従業員一人ひとりがベストな状態で
パフォーマンスを発揮できる
健やかな組織文化の実現へ。

オリンパスグループは、「真のグローバル・メドテックカンパニー」への成長を目指して2019年から推進してきた企業変革プランの中で「組織風土の変革」に注力してきました。
さらに、2024年3月からスタートした新たな経営戦略においては「健やかな組織文化」をESG戦略のフォーカスエリアの1つに設定。ESG戦略にインクルージョン、従業員の能力開発とエンゲージメント向上、労働安全衛生の確保と人権の尊重を掲げています。

  • 重要課題(Materiality Topics)
    トッププライオリティ
    • インクルージョンの推進
    ハイプライオリティ
    • 従業員の能力開発とエンゲージメントの向上
    • 労働安全衛生の確保と人権尊重への取組

Whyなぜそれに取り組むのか

一人ひとりがベストな状態でパフォーマンスを発揮する

当社の目指す企業文化

当社が目指す健やかな組織文化は、私たちの存在意義である「世界の人々の健康と安心、 心の豊かさの実現」のために、従業員の力を最大限に引き出す企業文化を創造するというオリンパスのビジョンそのものです。コアバリューを体現し、それに沿った行動をとることが、健やかな組織文化の醸成の土台となります。さらに、「学びと成長」、「オーセンティック・リーダーシップ」、「インクルージョン」、「賞賛・奨励」、「活気ある職場」の5つの要素を通して、あるべき企業文化を目指します。

企業文化を醸成し、私たちの存在意義を実現するためには、”people-centric”(お客さまや患者さんのことと同様に、従業員一人ひとりのことを第一に考える)の視点に立ち、世界中のお客さまや患者さんに、より良いサービスや価値を提供できる組織運営を実践していくことが、何よりも重要と考えています。

詳細はこちら 健やかな組織文化

健やかな組織文化 私たちの存在意義を実現する、従業員の力を引き出すための5つの要素に支えられた、私たちのコアバリューに根差した企業文化 Purpose-driven People-centric 私たちのコアバリュー 患者さん第一 誠実 イノベーション 実行実現 共感

ENABLERS

学びと成長
従業員が好奇心をもって学ぶ機会を提供し、リーダーからのサポート、およびフィードバックをもとに、一人ひとりが強みを活かしながら自律的にキャリアを築くことを通じ、組織としても成長します。
オーセンティック・リーダーシップ
リーダーは、グローバル・リーダーシップ・コンピテンシー・モデル(GLCM)と私たちのコアバリューのロールモデルとなり、誰もが自分らしく、周囲から共感されるリーダーシップを発揮することで、より良いチームづくりを実践します。
インクルージョン
さまざまな背景や経験を持つすべての従業員が、価値観を受け入れられ、尊重されていると感じながら、能力を最大限に発揮できるインクルーシブな文化を醸成します。
賞賛・奨励
従業員の成果と貢献を奨励し、ふさわしい報酬と福利厚生を提供するとともに、相互に認め合う文化を育むことに努めます。
活気ある職場
ウェルビーイングを高めると同時に、効果的なコラボレーションを促進することで、ともに働く喜びと活気にあふれた職場づくりを目指します。

Howどのように取り組むのか

健やかな組織文化を実現するための3つのアプローチ

アプローチ1 インクルージョン

インクルージョンの推進

企業文化の重要な要素の一つが「インクルージョン」であり、多様な視点を取り入れ、イノベーションを促進し、グローバル全体でのガバナンスを強化する基盤となります。企業の持続的成長にとって欠かせないものです。
インクルージョンを企業文化および経営戦略に組み込むことで、すべての従業員が尊重され、存在を認められ、自信を持って貢献できる環境を創出します。

<関連するMateriality Topics>インクルージョンの推進

アプローチ2 従業員の能力開発とエンゲージメント向上

プロフェッショナル人材の育成と能力開発・研修、エンゲージメントの向上

オリンパスグループは、長期的視点における最も重要な経営資源は「人」であると考え、誠実・共感をもって従業員一人ひとりを尊重するとともに、経営環境の変化に対してはグローバル・グループ一体となって結束し俊敏に対応できる組織づくりを図っています。そのためには、一人ひとりがグループ共通の理念や価値観を深く理解し、グローバルで活躍するためのスキル、そして高い専門性を有し、リーダーシップを発揮していくことが必要だと考えています。グローバルおよび各地域で幅広い能力開発の機会を提供しており、グローバルで活躍できる人材育成のためのリーダーシップや実行力強化に向けた各種研修の実施など、多角的な取り組みを行っています。
あわせて、従業員の声に耳を傾け、よりよい企業文化や職場環境を実現するために、従業員調査(コアバリューサーベイ)を実施しています。その結果を経営層および各地域のマネジメントに共有し、さまざまな組織単位で施策を展開しています。

<関連するMateriality Topics>従業員の能力開発とエンゲージメントの向上

アプローチ3 労働安全衛生の確保と人権の尊重

安全で衛生的・健康的な職場環境の確保と人権尊重の経営

オリンパスグループは、グローバル行動規範の中で「安全で衛生的な職場環境を最優先とし、職場での事故や職業病を防ぐための事前措置を講じ、働きやすい環境づくり、健康とウエルネスの促進を図る」ことを定めています。この方針のもと、従業員の健康増進は会社の持続的成長を支える重要な要素の1つと位置づけ、推進体制の整備や具体的な取り組みを積極的に進めています。
また、オリンパスは、国連の世界人権宣言、労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言、国連ビジネスと人権に関する指導原則やグローバル・コンパクト10原則など、人権に関する国際的な規範への支持を表明しています。これら国際的なイニシアティブを企業行動として実践していくために、「オリンパスグローバル行動規範」に「人権尊重」を明記するとともに、「人権方針」を定め、人権尊重の経営に努めています。

<関連するMateriality Topics>労働安全衛生の確保と人権の尊重への取組

What具体的に何をするのか

活動事例1 インクルージョン担当役員の設置

写真:楊文蕾(やん うぇんれい)

インクルーシブな職場づくりへの取り組みを強化するために、オリンパスはグローバルなガバナンス体制の中核として、「インクルージョン担当役員(チーフオフィサーオブインクルージョン(COI))」という役職を新たに設けました。この役職は、組織全体でのインクルージョン推進において、経営レベルのリーダーシップと説明責任を担います。

関連リンク

人的資本と健やかな組織文化

インクルージョン

人材開発

労働安全衛生

人権